ウエスタン乗馬 BJ RANCH

ウエスタン乗馬騎乗時の服装


キャップ
どのようなタイプでも構いません。強い日差し、ホコリや馬の毛の付着、怪我から頭や顔を保護します。

トップス
長袖の物がベストです。冬は当たり前ですが、夏もできれば着てください。紫外線を直接浴びるより疲れませんし、怪我からも守ってくれます。

ジーンズ
あまり薄い物だと足が擦れて痛いので、やはりジーンズがベストです。
ハーフや7分丈のものはNGです。

ブーツ
初めての体験時は仕方ないので、スニーカーなどでも構いませんが、できればカウボーイブーツを履いた方が安全です。ブーツでも先の大きいタイプはNGです。鐙から足が抜けなくなってしまいます。

アウター
冬場のアウターはブルゾンタイプがベスト、ハーフやロングのコートなどは鞍や鐙に引っかかることがあるのでレッスンには向きません。

※因みにレイニング競技では、
カウボーイハット
襟付きの長袖シャツ
カウボーイブーツは
定められています。





カウボーイハット

テンガロンハットとも言い、素材はビーバーの革が用いられてています。ビーバーの革100%のものは、とても高価で、ビーバーの革は希少なことから、ラビットの革を使用しているモノもあります。ビーバーやラビットの革を用いる%によって、10Xや20Xなどと表現されています。

頭にかぶる部分をクラウンと言い、キャトルマン、モンタナクリース、クオーターホースなど沢山のスタイルがあります。
つばの部分はブリムと言います。これも好みによっていろんな形があり、4インチの広さが一般的です。




カウボーイブーツ

カウボーイブーツには様々な素材、スタイルがあります。素材は牛革(カウハイド)、トカゲ(リザード)、象(エレファント)、ワニ(カイマン)、ダチョウ(オーストリッチ)などなど、スタイルでの一番の違いはトゥ(先端部分)で尖ったJトゥ、丸いラウンドトゥ、四角いスクエアトゥなどです。ブランドもトニーラマやジャスティンなどがよく知られていますが、拘りのある方はリオス・オブ・メルセデス、アンダーソン・ビーン、アリアット、ルケーシーなどがあります。特にリオスはワンランク上のブーツでとても素晴らしい作りです。



スパー(拍車)

スパーはブーツの踵につけて馬に指示を出したり、間違いを伝えるためにプレシャーを与える道具です。既製品の2,000円程度の物からオーダーメイドの10万以上する物まであります。ライダーや馬に合った物をチョイスしましょう。



ライダーのウエア ブランド

日本ではなかなか手に入りませんが、おすすめブランドの一例です。

リオス オブ メルセデス
ブーツブランドでとても素晴らしくおすすめですが、乗馬に使うのは勿体ないくらいです。


アンダーソンビーン
ブーツブランドで個人的にはここのブーツをよく履いています。


アリアット
このブランドはブーツ、ジーンズ、シャツ、アウターなどなど色々なアイテムがあります。


シンチ
このブランドはジーンズ、シャツ、アウターなどのブランドです。


ウエスタン馬術用語集


アーク
内方姿勢のことで、曲線運動の時に馬体を地面に対して垂直に立たせるため、孤をを描かせることです。



フレーム
例えば駈歩の場合、馬の外方後肢から発する推進が内方の前肢の伝わり、鼻に抜けていく、この推進力が伝わっていく一連の動作のことで、アークとも深く関係します。



フィール
例えば手綱や脚を使うに時にただ闇雲に引いたり蹴ったりするのではなく、ゆっくり使いながらどこで馬が反応するかなど感覚を研ぎ澄まし使うことです。

ウエスタン馬具
・ヘッドストール(頭絡)
・レイン(手綱)
・ビット(ハミ)
・サドル(鞍)
・サドルブランケット
・サドルパッド
・スプリントブーツ
・ベルブーツ
・スキットブーツ
・ホースブランケット(馬着)
・シーツ(薄馬着)
・ホースクーラー

ウエスタン乗馬




ウエスタン乗馬の特徴...ワンハンド

ワンハンド(片手)で馬をコントロールします。なぜ片手なのか、それはカウボーイ達の仕事の中から生まれたスタイルだからです。

カウボーイ達が馬に乗りロープを回したり、銃を撃ったりと利き手は仕事をする手だからです。




ウエスタン乗馬の特徴...ルーズレイン

レインは手綱のことで、 馬が銜えているハミからライダーの手までの手綱をピンと張らずにできるだけ長くして乗ります。どの位の長さにするかは、その馬の状態によって変わってきます。馬の瞬発力を必要とするウエスタンスタイルでは、馬の瞬発力をつかさどる首の動きをフリーにすることが求められます。




ウエスタン乗馬の考え方...馬が考えて行動する

馬を調教する際、馬がライダーの指示を理解し自ら行動するようにしていきます。そのことにより常に必要最小限の指示でコントロールできるようになります。決して馬がやらされてる状態にならないように注意。




ウエスタン乗馬の考え方...馬に自信を持たせる

馬は決して脳の働きが総合的に優れているわけではありません。サルやイヌ、ゾウやイルカの方が優れていることは、研究結果で確認されています。しかし、馬記憶力がかなり優れており、調教する際、常に一貫性をもち、繰り返し調教することで、理解につながり自信をつけていきます。このことで、かなり完成度の高いウエスタンホースが生まれます。




BJランチの乗馬...馬を叱らない

日本で乗馬をする際、馬が反抗したり、間違ったりすると手綱や脚を使って馬を叱っている光景をよく目にします。馬はもともと肉食獣から攻撃を受ける側の動物です。反抗するのは恐怖心から生まれる行動ですし、間違った行動は、まだ調教の完成度が低いからです。怖がってある場所をよけたり、拒絶する場合は、そこに無理に行かせるより、何か別の指示を出しその場所に意識がいかないようにし、馬の集中を待ちます。また調教の完成度が低いために起こる、手綱の指示に対しての反抗は、その反抗する部分で手を止め、脚をゆっくりソフトに使いながらハミを受けるのを待ちます。馬の間違いは先走りから起こることが多いので、間違いは馬のとった行動の反対の行動を要求し指示を待てるようにしていきます。常に馬の冷静さを保ち、手綱や脚を強く使い叱って、馬を怖がらせないように心がけます。




BJランチの乗馬...馬がトラウマにならないように注意

例えば馬運車に乗らない馬がいるとします。何とか時間をかけ乗ったのにまた降ろしてスムーズに乗るようになるまでトライさせる。ここでちゃんとやっておかないと、また乗らなくなるからだとか...しかしこれで良くなった馬をあまり見たことがありません。それどころか逆効果だと思います。馬は怖がりだけど記憶力の優れた動物です。恐怖心から問題が生じているので、あまり執着して繰り返さない方が良いと思います。かえってそのことがトラウマになります。一度乗れば十分です。その日に詰め込まなくても、また次があると気軽に考えています。また、日々良い調教ができていれば、人に対する信頼や忍耐力が養われ、人の後を安心してついてくるようになります。これは騎乗時にも当てはまります。少しづつトライさせ自信をつけさせるよう心がけていま。