ウエスタン乗馬 BJ RANCH 馬の管理 怪我 病気

よくある病気

疝痛
過食疝、痙攣疝、便秘疝、風気疝、変位疝、寄生疝などがありますが、この中でも特に多いのは便秘疝ではないでしょうか。ボロ(馬糞)が固く小さくなったり、長時間排便がなかったり、餌を与えても食べようとしない、水を飲んでいない、オシッコの体制とるが、量が少なかったり、出なかったり、前掻きをよくする、お腹をよく見るなどの症状があります。
その際には、すぐに痛みを抑えるために獣医さんにバナミン(鎮痛消炎剤)を注射してもらいます。次に餌を抜きます。(最低24時間、症状によっては48時間〜72時間)「2・3日食べなくても死なないが、食べさせたら死ぬよ」とよく獣医さんから言われます。
歩行可能な状態でしたら引き運動を10分〜30分行います。ボロやオシッコの量、水の摂取量などを確認し、改善が見られるようであれば通常の三分の一から少しづつ戻していきます。
一番大事なのは早期の発見です。疝痛から腸捻転を引き起こし、死に至ったケースもよく聞きます。日々の観察が予防にとても大事です。

輸送熱
BJランチでは競技会への移動やアメリカからの輸入などで馬達を輸送する機会が多くあり、その際に一番心配なのが輸送熱です。短時間の場合はいいのですが、10時間を超える場合は予防のために抗生物質を注射して出発します。
輸送熱は輸送開始から20時間頃から起こるそうで、39度を超える発熱の場合、肺炎を引き起こす可能性があると言われています。抗生物質は輸送時間によって種類を変えるようにしています。

その他
フレグモーネ
繋皸(けいくん)
屈腱炎

蹄のトラブル
蹄葉炎
蹄叉腐乱
ナビキュラー
挫跖
蟻洞
裂蹄
Thera Plate
セラプレート とは、バイブレーションしているプレートに馬を乗せることによって、調教後や競技後の疲れをとったり、関節炎、こづみ、屈腱炎、疝痛、EPM、ナビキュラーなどなど、あらゆる病気の治療に役立つマシンです。


セラプレートは超微振動で血管やリンパを開き、血液の循環を良くすることで、幹部を活性化させ治癒力を高め助けてくれます。


馬の持ち込み治療もお受けしております。お気軽にメールにてお問合せください。


マインドの病

これは乗馬の調教師の立場から感じる馬の心の病です。
馬の症状は下記のようなものが上げられます。

騎乗時
・急に走り出す。
・指示を出しても動かない
・指示をしても速歩、駈歩をしない
・立ち上がる
・勝手な行動をとる
・焦る

世話時
・噛む
・蹴る
・バッキング
・過度に怯える
・ハミをつけさせない

繁殖時
・種馬を全く受け入れない
・受胎しない
(身体的原因の場合もあります)
・種馬がマウントできない
(身体的原因の場合もあります)

これらの症状には日々の乗り方、接し方に原因がある場合が多々あります。これは馬達の心の病で、それぞれに様々な原因が存在します。ここでは説明しきれませんので、馬の行動に心当たりがある方は、お気軽にお問合せください。

馬の管理


ここではBJランチが実施している、管理や馬によくある病気・怪我についてお話ししたいと思います。日本における馬の管理事情は、アメリカなどから見ても十分とは言えないものがあります。まず、馬を管理する上で一番大事なのは、ストレスを軽減することだと考えます。ストレスを抱えると様々な病気の発症や怪我をさせてしまいます。また、毛並みや馬体の健康状態を悪くしてしまいます。下記の内容はごく一部ですが、馬の健康管理に役立てていただけると幸いです。



ストレスの軽減と予防

十分な運動

悪天候やグラウンドの不良以外は、1頭の馬に対し3日トレーニング1日休養(放牧)のペースで行っています。


放牧や引運動
これは疝痛予防になります。胃や腸など消化器系の働きに常歩(なみあし)はとても効果があります。速歩(はやあし)や駈歩(かけあし)では消化器系の動きを止めて行うので効果がありません。もちろんストレス軽減としての効果はあります。


オガクズ管理
馬房内のオガクズをカフェオーレのような色に保つ、ココア色はダメ。ボロやオシッコをこまめに掃除し、特にオシッコは篩わない。


飼料と水の管理
水は常にきれいな状態を保ちます。
飼料はマメ科のアルファルファとイネ科のチモシーがメインで、馬の年齢や運動量によって比率を変えています。アルファルファは高カロリー高タンパックなので、10歳を基準に減らし始め、血流が悪くならないようにチモシーの比率が50%以上を占めます。また、競技会の2ヶ月前から配合ペレットを与えています。ペレットは蹄に影響の無い成分の物をチョイスしています。


虫の対策
BJランチにも時期によってアブ・ハエ・蚊・ブヨなど発生しますが、かなり少なく、「虫が少なくていいですね」とよく言われます。何か特別な事をしているわけではありません。コマメに草刈りをし、馬にはフライスプレーをふり、馬房内を常に清潔に保つことです。

駆虫・予防接種
寄生疝、フィラリア予防などの健康管理の一つとして、2ヶ月に一回、駆虫を実施しています。駆虫剤によって駆除できる虫の種類が違ったり、一つの駆虫剤に抗体ができないように3〜4種類の駆虫剤を使用しています。
予防接種は毎年インフルエンザ半年に1回、日本脳炎5月・6月、伝染性貧血の血液検査も年に1度行っています。